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ヨーロッパ製と国産ピアノの違い(ペダル編)

スタインウェイピアノ(UP)の板バネ

スタインウェイのアップライトのペタルのバネですが、木の棒に板バネを使っているのがお分かりいただけると思います。

ヤマハピアノ(UP)はコイルバネ

木製の棒に替わり鉄パイプを使用、バネはコンパクトに納まるコイルバネです。

ペトロフピアノ(UP)の板バネ

この板バネと木の棒VS金属棒とコイルバネの性能上の違いは?

板バネは、コイルバネに比較して場所を取りますが、ペタルの踏む圧力(反発力)が一定しているメリットがあり、そのためペダルのオン・オフだけでなくハーフべダルやクオーターペダルにも対応できます。

金属棒とコイルバネの組み合わせは生産の合理化で、加工が簡単でコンパクトにまとめることができますが、パイプ状の金属は、弦の振動と共鳴しやすいので雑音の原因になり易く、オン・オフと云った使い方しかできないのが難点です。

よくあるご質問

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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


目で見るヨーロッパ製ピアノと国産ピアノの違い NO.2

純ヨーロッパ製のピアノの支柱
写真はペトロフピアノの支柱



無垢の支柱が使われています。


積層材が使われている国産ピアノ、写真はカワイピアノ


支柱は音とは直接関係ないと考えられますし、無垢材より積層材にした方が強度的に優れているように思われますが、楽器として考えた場合は情緒的にも無垢材の方が人に優しいように感じます。
ペトロフピアノの響板に貼られたハンドメードのシール

ペトロフピアノの響板に押された刻印


ピアノ(クラシック楽器)は、基本構造自体は何処のメーカーのピアノも同じですので、後はできるだけ適材適所に良質の木材を使用し、時間をかけて自然乾燥させた木材を使い、技術者の手で丁寧に仕上げると魅力的な音色のピアノが出来上がります。

最後はそれを調律師が時間をかけて、整調・調律・整音してやると魅力的な響きを持ったピアノになります。

良質のピアノ作りには技術者の手間をかけた丁寧な作業が必要になりますが、その技術者による手間をできるだけ省き、合理化したピアノ作りが日本製のピアノの特徴です。

結果として国産ピアノは比較的安価で、安定した品質を持つピアノとして世界から高く評価されていますが、合理化した分、楽器としての魅力は少なくなるように思いますが、これは良い悪いでなくユーザーのピアノに対する価値観の違いのように思います。
 
知っておきたい生産国表示の業界ルール

お薦めブランド

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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


近年は世界のピアノメーカーの多くが中国でピアノを生産

世界最大のピアノ市場が中国なので、今ではヤマハ、カワイをはじめ世界のピアノメーカーが主に中国でピアノを製造するようになっています。

ちなみに最大手は国策会社のパール・リバー、2番手が杭州ヤマハ、3番手がご紹介するハイルーンで他に30社以上あるようです。

中国3番手の規模を誇るハイルーンの会社案内より
習近平さんの工場見学風景、習近平さんが来るくらいなので中国では一流企業なのでしょう。

ヨーロッパの有名ブランドまでハイルーンの会社案内に登場

同じハイルーン社の会社案内に登場するオーストリア、ウィーンの老舗ブランド ウェンド&ラング

弊社に展示中のオーストリアの老舗ブランド、ウェンドル&ラング  チッペンデールのウォルナットでありながら約184万円と安価です。


その結果として品質はどうか?たとえば杭州ヤマハなどは日本より新しい工作機械を持ち込んでいるようで本質的には悪くないのですが、一言でいうと細部の仕上げが雑と云えかも知れません。

これを日本で時間をかけて細部まで丁寧に調整・整音するという条件を満たせば、安価でありながらブランドなりの性能を発揮しますが、大半が安さを売り物にして、調律だけで販売されているところが残念です。

知っておきたい生産国表示の業界ルール

当店でピアノを選ぶメリット

お薦めブランド ウェンドル&ラング


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