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鍵盤の深さと音の関係

ピアノは弦楽器でもあり打楽器でもあるということはみなさんご存知かと思います。

「弦」は調律=チューニング

「打」は整調=鍵盤・アクション調整
          整音=ハンマー噛み合わせ・弾力調整

 

以上の調律・整調・整音の3つが、ピアノを快適に使用する上で欠かせないわけですが、中でも鍵盤の調整の中に鍵盤の深さ調整という項目があります。

みなさんは、鍵盤の深さが変わると音も変わるということをご存知でしょうか?

 

つい先日、YouTubeのショート動画で、鍵盤の深さを変え、その音を当てるクイズを投稿したところ、たくさんの方がその違いを見事に当てていました。

今回はその鍵盤深さと音の関係について解説します。興味ある方はぜひご覧ください。

 

 

 

1台1台丁寧な調整を心がけています

三木 淳嗣(委託調律師)


ピアノの簡易(部分)防音のお奨め

ピアノの防音問題さえ解決できれば、もっとたくさんピアノが売れると考え、ピアノの防音対策について以前から研究してきました。

ピアノ防音対策というと代表的なものに消音ユニットや防音室(アビテックス等)がありますが、いずれもタッチや音色や響きに大きな問題がありますので、部屋全体を防音室に改装するのが理想的ですが、コスト負担が大きくて躊躇します。

そこで提案したいのが簡易(部分)防音です。

最近の住まい、特にマンションは、最初から壁も厚いコンクーリートになり、玄関ドアや窓も最初から防音効果の高いものが使われていますので、完璧を求めず特に弱いところを部分的に強化することで、比較的安価なご予算で、通常の時間帯であれば、ピアノを演奏を楽しむことが出来るのが分かってきました。
 
 防音が必要な箇所
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さらに部屋の音響も重要です。

防音問題とは別に快適な音響を考えると、それなりの工夫が必要になりますが、これは後からでも少しづつ好みに仕上げる方法もあります。

部屋の音圧分布図
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 マンションの防音対策が必要な順番ですが、一番クレームが出やす
いのが階下です。その次が階上、そしてお隣という順番になります。

なので先ずは階下への防音対策が必要ですが、これはピアノの音量(空気伝播音)というよりも、主としてペダルを踏む振動や鍵盤を叩く時の振動(ドンドンという個体振動音)が階下に伝わるのが問題になります。

階下への個体振動音対策に有効なピアノ架台(約26万円)で床とピアノ架台の間に空気層を作り階下への個体振動音を低減。
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簡単操作でピアノの音量を最大40%可能なディアパソンのマスク仕様(約16万円)
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 弊社ではピアノ架台とピアノマスクの組合わせ(合計で約42万円程度の簡易防音で、既にマンションへ何十台の納入実績がありますが好評です。

弊社に現物を展示していますので、
一度、体感ください。

ピアノの防音対策

お薦めブランド ディアパソン
 
筆者の防音に関する師匠、テクニカル・サウンドのHPです。防音対策をさらに詳しく研究されたい方は、下記のHPをご覧下さい。

簡易(部分)防音の薦め

ピアノの性能を大切にお考えの方に下記資料2点を無料進呈しています。

資料の詳しい案内はこちらから

グランドピアノの3日間の調整作業を動画でお見せしていますが、丁寧な調整でいかなるピアノであれ性能が大幅に向上することがご理解頂けます。DVD全24分

 
ネット上では公開できない業界の矛盾点や裏話を満載。全44ページのピアノ選びの新しいバイブルです

 

株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


出荷調整と納入調整の違い

メーカー(浜松)から入荷したピアノを納品前に一度、店頭で開梱・組み立てして、全てのメカニズムの精度を上げ、動的なメカニズムの擦り合わせ調整をすることを出荷調整(プレップアップ)と呼び、作業時間も3日間(中古品なら1週間以上)は必要になりますが、これでいかなるピアノであれ性能が30%以上向上します。

店頭での出荷調整の風景(ペトロフグランドピアノP210 Pasat)

  



性能を重視するなら出荷調整が必要

なぜ新品のピアノをわざわざ調整する必要があるのか?とお考えの方が多いかと思いますが、1千万円クラスの最高級ピアノでも(むしろ天然素材の使用が多い高級ピアノほど)、新品時は初期の材質の動き(伸び縮み、歪み)が大きいので、性能(タッチや音色、響き、表現力)を重視するなら、これらを人の手でメカニズムの全ての部品の摺合せを最適化することが必要不可欠です。

大概のピアノは出荷調整が省かれています。

別に出荷調整をしなくても故障することはないので、私が知る限り大概のピアノはこのような余分なコストと手間がかかる出荷調整が省かれていますが、これをやるとやらないでは、同じピアノでも性能が全く違ってきます。

石川県から調整のためにお預かりしたピアノ


出荷調整は地味な作業ですし、その成果はパッと見には大きく変化したようには見えませんが、確実に基本性能を高めるので、少しお弾きになるとその違いを明確に体感頂けます。

写真は神戸に納品予定のディアパソンの店頭での納品前の出荷調整の作業風景。
 


こうして出荷調整が完了してから納品するのが弊社のこだわりですが、さらに調整完了後にお客様のご都合がつけば、再度ご試弾いただき、演奏者の更なる細かいご希望に合わせる調整も可能です。

今回は出荷調整が完了後、神戸から再度ご来店頂き、調整後のご試弾をいただき、さらなる希望をお聞きしました。

こうすることにより、最初から、より演奏者好みの音色やタッチに仕上げたピアノを納品することができます。

出荷調整完了後の再試弾風景


納入調整とは

納入後、部屋の音響を考慮した上で、より演奏者の好みの音色やタッチ、響きに近づける作業です。

作業内容は同じですが、全体的な微調整と部屋の響き(環境)を考慮しながら、演奏者の好みの音色、響きに近ずける作業で約半日の作業時間になります。

最後の仕上げである整音作業風景

以降の定期のメンテナンスも同じ作業内容で約半日の作業時間になります、定期メンテナンスで同様の作業を繰り返すことにより、もう手放せないピアノになると思います。

定期のメンテナンスの作業風景


このようにピアノはひと手間、ふた手間の作業を加えることにより、同じピアノであっても、自分好みの気持ちが良いピアノになっていきますので、ピアノという楽器は、いわばイージーオーダーの楽器と云えます。
  
この調整の重要性をご理解いただきたいと思い、ピアノの性能に興味をお持ちの方に、さらに詳しい資料を無料進呈しています。

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浜松ピアノ店でピアノを選ぶメリット

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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


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