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ピアノ選びの難しさについて

馴染みの散髪屋さんに行った時に「散髪屋さんはいいですね」と云いましたら「何がいいんですか?」と問われるので「一度来て、気に入らなければ2度と来ないし、気に入ればずっと来てくれるから」と答えました。すなわち散髪の場合は、お客様が結果を的確に評価してくれるところが素晴らしいと伝えました。

ピアノの評価は、音色、タッチ、響きがご自身の感性に合うピアノが一番良いのですが、それなりの演奏力がないとその判断が難しいところがあります。

しかしピアノ愛好家の方は腕前に関係なく、言葉は悪いですが自己陶酔型でお弾きになられますので、ご自身の出す音を良くお聞きになり、音色や響き、タッチ等にも敏感で、それらの違いが良くわかる方が多いのが特徴です。

弊社のお客様を振り返ってみると、結果的にそんなピアノ愛好家の方が多いように思います。

店のキャッチコピーは「ピアノ愛好家のための浜松ピアノ店」ですが弊社は丁寧な出荷調整とメンテナンスを旨としており、店頭のピアノは40万円の中古ピアノも手を抜くことなく、1千万円超えの超高級ピアノと同じような手間をかけて丁寧な調整を施して、皆様のご試弾をお待ちしています。

写真は出荷調整のほんの一部です、調整は他にも一杯やることがありますが、丁寧な調整によりいかなるピアノであれ、それなりに表現力豊かなピアノに仕上がります。













ピアノの選び方とその問題点

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ネット上では公開できない業界の矛盾点や裏話を満載。全44ページのピアノ選びの新しいバイブルです

 

 

 

株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


鍵盤(タッチ)は重い方が良いか、軽い方が良いか? 

鍵盤まわりの構造

 
明らかに鍵盤(タッチ)が重いと感じる場合、主な原因は鍵盤の調整不足と云えます。
 
もちろん鍵盤(タッチ)が重い、軽いは、メーカーにより多少の違いも個人の好みもありますので、どちらが正解という云うことは出来ませんが、大概の場合は、十分な鍵盤調整が出来ていないためにメーカーの設計値以上に重くなっていることが問題なわけです。
 
鍵盤(タッチ)が重くなる最大の要因は、ムービングパーツが汚れていたり錆びていたりしてブレーキがかかった状態であったり、調整不足で鍵盤やアクションのロスが大きく、本来の力で弾いてもピアノが十分に反応してくれないことで、弾き難く表現力の劣ったピアノになっていることが問題なのです。

たとえば鍵盤まわりの調整作業、たったこれだけの作業でも随分鍵盤(タッチ)が軽く弾き易くなることが容易にご理解いただけると思いますが、他にもたくさんの作業があります。
 
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このような背景から、大概は調整不足で鍵盤(タッチ)が重たくなっていますので、日頃から可能な限り良く調整された表現力豊かなピアノで演奏することが重要かと思います。

そうすれば毎日の演奏自体も楽しくなり、表現力も知らず知らずに大きく進化することで魅力的な演奏を可能にします。

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植田 信五


ヨーロッパ製ピアノは日本での使用は不向きか?

ヨーロッパ製ピアノは湿度の高い日本で使用するのは不向きである旨を店員さんから説明を受けたが本当でしょうか?というご質問をよく受けます。

浜松ピアノ店1Fショールームの風景

  
  ピアノを湿度の高い日本でピアノを使用するのは除湿が大変という意味では当っていますが、これはヨーロッパ製でも日本製でも、ピアノの内部には木材やフェルトを使っており、その意味で湿度に強いピアノは存在しません。

日本でピアノに使用する木材は全部、輸入材になっていますで、その意味では世界的には皆同じということになります。

ただ安価なピアノは、均一な素材という意味で機械化に有利で安価なパーティクルボードや合板等の人工的に加工した木材を多用しますので、特に外装の歪みや捻じれが少ないという意味では当っていると思います。

ピアノではスプルース、カエデ、ブナ等様々な木材が使われています、特に音響に重要な響板や響棒は音響特性に優れたスプルースが使われいますが機能に応じて最も適した特質をもつ木材が適材適所に使用されています。

ところで昔のピアノは、木材を屋外で数年の天然乾燥を経てピアノに使用されるのが日本でも当たり前でしたが、近年は合理化のために室内で短時間で強制的に人工乾燥されるようになったようで、それだと折角良い木材を使用しても木の細胞を痛めると云われています。

屋外で十分に天然乾燥された木材(ペトロフの工場にて筆者撮影)
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グランドピアノの支柱(ペトロフの工場にて筆者撮影)
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音響に重要な響板と響棒(ペトロフの工場にて筆者撮影)
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無垢材が使われている鍵盤蓋(ペトロフの工場にて筆者撮影)
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しかもアクション内部の関節部分は木とフェルトが一体化したデリケートな部分(センターピン)なので、ここがひとたび湿気ると回復に時間がかかります。

センターピンを赤いクロスで巻いた関節部分。
ここが湿気るとスティックになります。
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このように一般的な量産ピアノは工業化に適した伸縮や歪みが少ないパーティクルボードや積層材等や人工素材を多用して大量生産されるので、均一で安定した品質という意味では良いのですが、天然素材が多い高級ピアノに比べると、音色や響きと云った楽器としての魅力は乏しくなります。

ピアノの寿命は?

ピアノの選び方とその問題点

お薦めブランド ペトロフ

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植田 信五


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