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出荷調整  鍵盤整調作業から始めます

販売店が納品前に行う調整作業を出荷調整(整調・調律・整音作業、新品で約3日、中古品はそれ以上)と呼びます。

納入後の定期メンテナンスも基本的に同様の作業ですが、最初に出荷調整がしっかり行われたピアノであれば、ホール等を除き、使用頻度や空調にもよりますが、通常なら個々の作業は微調整なので約半日をかけた作業になります。

まずは全ての土台になる鍵盤整調から始めます

【整調】1.鍵盤下の清掃


【整調】1.鍵盤下の清掃


【整調】2.鍵盤キーホールの掃除


【整調】3.鍵盤バランス・フロントキーピン磨き




【整調】4.鍵盤バランスキーピン並び調整


【整調】5.鍵盤フロントキーピン傾き調整


調整を理解せずピアノの性能は語れない№1 鍵盤調整

調整を理解せずピアノの性能は語れない№2 アクション調整

調整を理解せずピアノの性能は語れない№3  ダンパー調整

調整を理解せずピアノの性能は語れない№4  調律と整音



ピアノの調律とメンテナンス

浜松ピアノ店でピアノを選ぶメリット

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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


ダンパー掛かりのチェック

みんなのピアノ選びから抜粋

ダンパーという装置をご存知でしょうか?弦を叩いて音を鳴らすのがハンマー、その弦の振動を押さえて止音するのがダンパーの役割なのですが、実はピアノの弾き心地にも密接に関わっています

※最高音から20鍵位低い音までにはダンパーはないので注意。
高音は弦長が短いため音の減衰が早いという理由からです。

はじめにダンパーの存在を確認してみましょう。
ひとつ鍵盤を押さえて音を鳴らして下さい。底から少しずつ鍵盤を元の高さまで戻していくと途中で音が消えるポイントがあります。そこがダンパーと弦が接触する位置ですので良く覚えていて下さい。

では次に通常の状態から鍵盤を慎重に押し下げてみましょう。先程のポイント付近で指先に抵抗を感じませんか?この引っかかる感触こそダンパーの重量が鍵盤に加わる位置、ダンパーの掛かりです。

ダンパーかかり調整  ←YOU TUBEでご案内しています(59秒)
 

ダンパーかかり調整  ←YOU TUBEでご案内しています(59秒)

 
この「掛かり」のタイミングですが、ピアノによって多少の差はあるものの鍵盤の深さに対しておよそ半分まで変更が可能です。各鍵盤を確認して直ぐに抵抗感がある場合は調整で弾き心地が軽くなります。重くしたいときは掛かりを早めて弾き応えを増すことも出来ます。

弾き心地が気になる方は是非ダンパーもチェックしてみましょう!

こんなときの一言。
「ダンパーの掛かりを調整してください」

※ダンパーの掛かりをリセットする際、調律師は右ペダルの効きを揃える緻密な作業も併せて必要となります。依頼されるときは念のため作業時間と料金について事前に調律師に訊いてみましょう

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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


宮田大チェロリサイタル

香川県のレグザム小ホール(香川県県民ホール)にて宮田大さんのチェロリサイタルが開かれました。

9月末から全国ツアーが始まり今日の高松が最終日だったそうで、5年ぶりの高松公演でした。

 

 

みやただい/1986年、栃木県生まれ。3歳よりチェロを始め、9歳より出場するコンクール全てに1位入賞を果たす。2009年、ロストロポーヴィチ国際チェロコンクールで、日本人として初優勝。国内外で活発に演奏活動を行なう。使用楽器はストラディヴァリ1698年製、ゴフリラー1710年製。

 

 

今月10日には3rdアルバム「木洩れ日」が一般発売されます。もう明日ですね。

 

 

 

この度ご縁がありピアノの調律を2日に渡ってさせていただきました。

 

宮田大さんとピアノのジュリアン・ジェルネさんです。

お二人と気さくでとても礼儀正しい方々でした。

 

 

 

リハーサル前のジュリアンさんの指ならしが始まり空気が変わりました。

ジュリアンさんのピアノは凄く繊細で多彩な音色で演奏され思わず見惚れて聴き入ってしまいました。この後、宮田大さんが合流し約1時間リハーサルをしました。

 

 

 

リハーサルが終わり、本番前に調律の再チェックです。

照明が当たってピアノ内部の温度が上がり、部分的に少し変化があったので修正しました。

 

 

 


開演直前、ほぼ満席。

近年街中でポスターを貼るのも容易ではなくなり、宣伝が厳しかったと今回のステージマネジャーの方が話していましたが、それでこの集客は凄いです。

 

本番はお二人の息もピッタリ、とても素晴らしく感動的な演奏会でした。

 

 

 

 

 


前日の8(日)は香川トヨペット香西南店のショールームでも宮田大さんの演奏会が密かに(?)あり、大盛況でCDも完売したそうです。

ピアノはファツィオリF212

ピアノのジュリアン・ジェルネさんもこのピアノを大変気に入っていただき嬉しい限りです。

今回5年ぶりの高松公演でしたが、次は何年後に来てくれるのか・・・待ち遠しいです。

 

 

>>>宮田大オフィシャルサイト

>>>お薦めブランド ファツィオリ

 

 

1台1台丁寧な調整を心がけています

三木 淳嗣(委託調律師)


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